ベイファンとITエンジニアの狭間で

ベイスターズを応援しながら元気をもらう IT エンジニアのブログ

2016/09/13 #baystars 今永のように,胸を張って応援しようじゃないか

f:id:mura-_-mi:20160915023200j:plain


自分が今永を好きなのは,いつでも勝利を見据えて,そこまでのアプローチのことだけを考える思考力があるところなんだと思う.
ヒーローインタビューで

あのバレンティンの被弾は,結果的に打たれても良い本塁打

と,さらっと言えてしまうこと.あの2点本塁打で同点とされた瞬間から,同点で踏みとどまって味方の反撃につなげるにはどのような投球が求められているのかを考えていたのだろう.

「CS に出ることがファンの皆さんへの恩返しになる」とも言った.
本拠地開幕戦の最終回の応援をベンチから目の当たりにしたあの時の記憶は,現在の今永にとってどのような意味を持っているのだろう.
そんなことが,ちょっと気になった.

僕達の10歩も20歩も先のことを,今永は見ている

横浜 DeNA ベイスターズになって2年目から,毎年観戦している,YOKOHAMA STAR☆NIGHT.今年は第3戦の8月7日 (日) .

山崎康晃の不調で悪い流れとなった火曜日からの阪神戦,そして金曜日の中日戦.それ以外のブルペン陣が総出となって3イニングを繋いだ土曜日.
言ってはいけないタラレバを持ち出すのならば,火曜日からの5試合はすべて8回を終えた時点で勝っていたわけで,
では,そんな本拠地6連戦をイーブンで乗り切るのか,2勝4敗としてしまうのかで,上位2チームへの挑戦権は左右されるわけで,
正直,スターナイトどころじゃないと思っていたけれども.


個人的に今日は特別な日だったので,少し奮発して,三塁側の SS ツインシートから観戦.(STAR SIDE というのは未だ慣れないな…)
西からの日差しも強くなく,クッションもフカフカで,肘掛けドリンクホルダー荷物カゴすべて完璧な席だった.

#mm_beer #ベイスターズラガー #YOKOHAMAスターナイト


これまた背水の陣だった今永は,非常に勇敢だった.
6回,一死満塁のピンチを招くも,スライダーと力強いフォーシームで高橋周平,堂上直倫と連続三振.特に堂上を迎えツーストライクと追い込んだところで球場から湧き上がった歓声は,間違いなく今までには無いものだったなぁ.

試合後の今永は「人生を変える試合と位置づけて臨んでいた」と語ったという.観ていて正直なところ6回で限界かなと思っていたのだけれど,今永は当然のように7回のマウンドに上り,上の上出来な仕事をやってのけたのだが,そんなことは今永にとっては気になっていなかったんだろうなと思う.

【#Baystars】2016.3.29 Baystars vs Giants "これからのベイスターズを想う"

始まった2016年のプロ野球は,ドラフト1位ルーキー今永が先発したものの,3被本塁打で敗戦.

f:id:mura-_-mi:20160330010548j:plain

釈然としないのは,
繋がらない打線か,
終始段取りに切れ目の見えなかったスタジアム DJ か,
今季は登場回数が少なくなるとアナウンスされた DB キララちゃんの姿か, スターマンのしぐさか, やはり,DB ライダーの今なのか…

f:id:mura-_-mi:20160330010932j:plain

ハマスタでの時間の過ごし方が自由になればな,と思う.
誰もが前のめりになって野球に食いつかなくても良い,でも,グラウンドでは最高峰のプレーが繰り広げられている.
それならば,共に熱く戦おうと叫ぶ必要はないだろう.
努めて好意的に捉えるならば,新しい DJ スタイルは,2005年の栗ちゃんに近いような位置づけになるならそれでもよいのかと. でも,それだったとしたら,スターマンに,キララに,そしてライダーに会うことを一番の楽しみにしていた人も,間違いなくいるわけで.
やっぱり釈然としないなぁ…


試合開始の,随分と前に横浜公園に到着した僕は,行きたいところがあった. f:id:mura-_-mi:20160330011831j:plain

ライトスタンド.そして,噴水のある北東側.振り返れば,綺麗な通りが見える.

f:id:mura-_-mi:20160330011821j:plain

あの横浜スタジアムの「未来予想図」は,ライトスタンドが取っ払われて,日本大通から球場の中が見えるようなかたちが提唱されていた.

少し遠い未来の話かもしれないけれども,
何度も来た横浜スタジアムなのに,いろんな想像が掻き立てられた.


Baystars Ale は美味しかった.

f:id:mura-_-mi:20160330012414j:plain

ペール・エール系はあまり得意ではないのだけど,ホップもそこまで強くなく,味わいはあるものの爽やかに飲めるのは良いね.

f:id:mura-_-mi:20160330012423j:plain

夏にこの味にどんな思い出を重ねようとするのか…シーズンは長い.

【YDeB】ベイスターズはビジターユニフォーム・デイを実施すべきだ #baystars

親会社が DeNA になった当初のベイスターズがやっていた企画で好きだったのが,ビジターユニフォーム・デイ だった.

 

参入当時の濃紺のシャツのみならず,パンツも同じ濃紺で,ソックスには水色の2本線.  

色の濃いパンツは下半身が細く見えてしまい,必ずしも野球選手として良いデザインとは言えなかったかもしれないが,この新鮮な感じは好きだった

 

2012年はこのビジターユニフォーム・デイで三浦大輔が通算 150 勝を達成.  

2013年のビジターユニフォーム・デイでは3位広島との雨上がりの死闘を松本啓二朗の勝ち越し弾と梶谷隆幸のダメ押し三点本塁打で制した記憶は,未だに鮮明に残っているベイスターズファンも多いだろう.

 


2012.07.04 三浦大輔 山口俊 ヒロイン 通算150勝

 


2013.9.8 DeNA 広島24回戦 10点快勝、須田今季5勝目

 

本拠地でビジターユニフォームを着用するというのを行った実例で有名なのは2008年の千葉ロッテで,通常は真っ白に染まる右翼席が,真っ黒になったのだとか.


080705 千葉ロッテマリーンズ ビジターユニフォームナイト@千葉マリン

最近は「ブラック・ブラックデー」と銘打って,過去のビジターユニフォームを着たりもしている.

見た目の非日常感もさることながら,新しいユニフォームのデザインや製造をせずに,既存のビジターユニフォームの売上増に貢献できるという点で,営業的にもオイシイのだとか.

 

そもそも,MLB ではどの球団もビジターユニフォームは灰色に都市名が入っているだけの地味なデザインで,チームのブランドカラーを全面に出した白ベースでないユニフォームは,ホームで着用するサードユニフォームという形を取ることが多い.

シアトル・マリナーズのサードユニフォームを着用するイチローや,トロント・ブルージェイズのサードユニフォームを着用する川崎宗則の写真は,見覚えある日本人の野球ファンは多いと思う.

http://media.gettyimages.com/photos/ichiro-suzuki-of-the-seattle-mariners-rounds-third-base-to-score-in-picture-id116848689

http://media.gettyimages.com/photos/munenori-kawasaki-of-the-toronto-blue-jays-runs-to-third-base-during-picture-id169599818

 

「ビジターユニフォームを本拠地で着用する」ということは,日本特有のユニフォームデザイン事情が演出できる非日常なのだ.

 

今季,胸レターを「:DeNA」から「YOKOHAMA」に変更し,より一層「横浜のチーム」をアピールするベイスターズのビジターユニフォーム.販促的にも,ベイスターズというブランドのアピールをするという観点でも,今年はビジターユニフォーム・デイを実施する価値があると思うのだが,どうだろう.

【YDeB】7月7日に何が起こるのだろう #baystars

2016年の横浜 DeNA ベイスターズは,本拠地主催試合におけるイベント日程を発表したが,その中で特に目を引くのが 「7月7日にスペシャルイベントを予定しているが,詳細は後日発表」ということだ.

直前まで企画を練りに練る DeNA だろうからこのタイミングの発表に間に合わなかったのはしょうがないと思うが,

「YOKOHAMA☆STARNIGHT」や「YOKOHAMA GIRLS FESTIVAL」は3連戦をフルに使って展開しているのに対し,
この7月7日のスペシャルイベントはスワローズとの3連戦の最終日1日限りであること,そして何より七夕という日取りであることから,
なにか凄いことなんじゃないかという期待を隠せない.

個人的には,「1夜限りのホッシーファミリーとの再会」だと信じて止まない.

2012年3月18日,惜しまれながら,ホッシーホッシーナ,ホッシーゾは「自分の星へ帰った」.
自分も1塁内野席でその最後の勇姿を見送ったが,そんな別れをした彼らに,この1日だけ逢えるのではないかと期待してならない.

f:id:mura-_-mi:20160211150509j:plain

「横浜に根付き、横浜とともに歩む」という方針をさらに強固にする施策が次から次へと打ち出される今年.
ついにホエールズ時代のマスコット「マリンくん」に「B☆」の帽子をかぶせて再登場させた.明らかに、最後の1ピースとして足りないのがホッシーファミリーなのに、ベイスターズファンなら異論はないだろう.

コンテンツとしても、YOKOHAMA☆STARNIGHT が完全に定着したが、それを上回るイベントはそう簡単に作れないだろうし、実際に実現していない.
「横浜を一色に染める」ことや「オルタナティブユニフォーム無料配布」など、派手さや規模では上回れないとして、どこで差をつけるかと言えば「ノスタルジアに訴える」ことと「希少性」は大きな鍵になるのではないか.

例えばこの七夕イベント今季のみに終わらせず、「毎年、七夕の日に本拠地の試合を組めた年のみ実施」とする.完全に夢のようなイベント.
「横浜七夕クラシック」銘打って、この日のみ復刻ユニフォームで試合をする、などの「準定番化」を狙うのも良いかもしれない.

なんとなく「ウルトラマン」に出てくる怪獣「カヴァドン」思い起こす.
子供の落書きが謎の宇宙線を浴びて実体化した怪獣と化し、それをウルトラマンは退治しようとする.しかし、自分たちの書いた怪獣に愛着を持つ子供達の抗議する声を聞いたウルトラマンはカヴァドン殺すのをやめ、宇宙に連れて行ってしまう.
子供達に「毎年七夕カヴァドンに会わせてあげよう」とウルトラマンは子供に約束するが、「七夕に雨が降ったらどうするんだ」と問う子供には何も言わず、ウルトラマンは姿を消してしまう.

ベイスターズの場合も、一夜限り銘打って出るだけ、天気だけが心配になるが、
それも含めての「希少性」で、ベイスターズというコンテンツの価値を高めるというのも、一つの施策としてアリなんじゃないかと考えた、そんな妄想を展開した次第.

【#Baystars】 2015.8.8 Baystars vs Tigers "Wake Me Up in Mid Summer Night" 三上朋也初登板

8月8日.今年初めて,ハマスタに 『Wake Me Up』が響いた.

f:id:mura-_-mi:20150808232533j:plain

前々から観戦する予定だったのだが,前日の二軍戦を視察した首脳陣が,昨年の球威が戻ったと判断して三上朋也の一軍昇格を決めた.

7回に登板すると,後ろに下がった外野陣の前を落ちる安打2本でピンチを招くが,犠飛のタッチアップが早かったという阪神のミスにも助けられてピンチを切り抜ける.続く8回も続投し,無失点に抑える. 最も良かった時のテンポには今ひとつかな,という個人的な素人並みの感想.嶺井とのバッテリーもあまりなかったからなのかな…

間違いなく,去年の三上が戻ってくるのならば,「9回は山﨑康晃で安泰」たったのが「8,9回は三上・山﨑で盤石」になる.そうすれば,試合も優位に進められる. ファンの誰もがそう信じていたから,三上がリリーフカーに乗って現れたときに,今日一番の歓声が球場を包んだんだろう.

f:id:mura-_-mi:20150808232528j:plain

昨日決勝本塁打を放った乙坂は,今日は初回の四球以降は良い所なし.ただ,佇まいが美しい選手というのは絵になるね.

f:id:mura-_-mi:20150808232538j:plain

写真は撮らなかったけど,モップアップとして登場した高橋尚成は,選手生命が懸かった登板で,最高の結果を残したことになった. むしろなぜその投球が今までできなかった,と思いたいくらい.まさに今日の尚成のマウンドは,あの瞬間だけ10年ほど前にタイムスリップしたような感覚に陥った. 中継ぎが不安定かつ枚数不足という中,ビハインドや大量リード時に2,3イニングを埋める投手が複数人いるだけでチームは安定しそうだな.と思った,そういう意味じゃ昨日の須田や今日の高橋尚成,もっと言うと三嶋一輝もその役割でハマってくれれば,まだまだ上位を伺えるんじゃないかな,と思った.キヨシの言うように,負けたけど収穫の会った試合でしたね.

ということで,仕事に忙しい最近だったが久しぶりに書いてみた.

【#Baystars】2015観戦記 2015.5.5 Baystars vs Swallows "邂逅!精神的支柱・三浦大輔"

1999年以来の「5月5日の野球観戦」,そしてあの16年前と同じ,三浦大輔の先発.
その16年前の思い出話は先日書きましたので,よろしければどうぞ.

mura-mi.hatenadiary.com


f:id:mura-_-mi:20150505211229j:plain

試合開始前はちょっと曇りがち.しかし…

#baystars

試合開始頃には快晴.そのまま試合終了まで持ったので,非常に心地よい観戦となりました.

f:id:mura-_-mi:20150505213242j:plain

もちろん,みかん氷も旨い.


「先発投手三浦」のコールの後に鳴り響く歓声は,ちょっと記憶に無い大きさだった.

f:id:mura-_-mi:20150505213344j:plain

初回,スタジアム DJ にコールされるのを待つ三浦,ここからすでにカッコいい.
試合開始前,外野で遠投をしたり,ベンチ前でキャッチボールする投手も多いが,三浦の場合はこのタイミングまでグラウンドに姿を見せない.これも狙っているのかな.

f:id:mura-_-mi:20150505213803j:plain

正直,二軍でも 3 戦全敗だった三浦の登板に,大きな期待は出来ないと薄々感じていたことは否定出来ない.
それでも首位に 0.5 差,チームが 7 連敗から良い形でリカバリして貯金 4 という最高の舞台に,後押しせずにいられなかった.

蓋を開けてみれば,初回先頭から 2 者連続奪三振.スライダーを中心とした配球で,着実にテンポよくストライクを先行させる.
ゆったりとした二段フォームから切れのある速球とスローカーブで組み立てる 1999 年の投球が「20世紀の三浦大輔」とすれば,
左打者の内角にカット気味の速球を投じてファールを奪ってカウントを整える「21世紀の三浦大輔」の真骨頂を,この日も見せてくれた.


f:id:mura-_-mi:20150505214428j:plain

対する成瀬も負けてはいなかった.
両投手ともコーナーを丁寧につくピッチング,ベイブルーシートの上にある A 席からの観戦は見応えがあった.

三浦が 2 度勝ち越しを許すも,打線が粘りを見せる.特に高城俊人がプロ初本塁打を含む3打点.


三浦が 6 回 3 失点と先発の役目を果たすと,小杉陽太,田中健二朗,山﨑康晃とリレーを紡いでゆく.

f:id:mura-_-mi:20150506001857j:plain

開幕から1ヶ月経過し,敗戦時にモップアップの役割を果たしていた田中健二朗は,8回のセットアッパー役を掴んだ.
この日,ブルペン陣のリーダー格であった林昌範が三浦と入れ替わりで二軍降格.左腕救援投手は田中ひとりとなった.
そのことが,信頼の何よりの証左であろう.

そう言えば,小杉も同じようにロングリリーフから信頼を勝ち取った.
山﨑康晃も,連投への不安は多少残すものの,立派に 11 セーブを挙げている. 先発陣が安定感を取り戻したのと時を同じくして,ひとまずの勝ちパターンがこのタイミングで確立できるのではないか…と,
初めてリードした展開でこの3人を投入して勝った今日のゲームは,そんな意義があるんじゃないかと思う.


#baystars

三浦大輔のヒーローインタビューは,誰もが待ち焦がれていたものだった.
ベイスターズは中堅にあたる年代の選手の喋りに不安が残る (??) 中,
やはり三浦の喋りは小慣れたものである.
しかし,この日は投げる方も見る方も,悪ければまた「引退」の文字がちらつき始める状況で,
そのことをシャットアウトできた安堵,喜び,そんなものも入り混じった大声援だったんじゃないかと思う.


#baystars #山崎康晃 #田中健二朗

Encore Heroes は,8 ,9回を支えたセットアッパー.
健二朗も,夢中に駆け抜けた1ヶ月を「出来すぎ」と評した.
山﨑康晃は強心臓が喋りにも出ているというか,ファンを沸かせよう,楽しませようという気持ちが伝わってくる.
多少生意気なところもあるけど,そういうのも含めて可愛いんじゃないかと思う.

16年ぶりの5月5日.あの日と逆さまの 5-4 での勝利は,「単独首位」という甘美な響きも相まって,
噛み締めても噛み締めきれない想いの詰まった勝利となった.