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ベイファンとITエンジニアの狭間で

ベイスターズを応援しながら元気をもらう IT エンジニアのブログ

【ネタバレ御免】『ダグアウトの向こう - 今を生きるということ』を観て

Baseball Baystars

12月6日,横浜ブルグ13にて行われた『ダグアウトの向こう - 今を生きるということ』の舞台挨拶に行ってきた.

ダグアウトの向こう -今を生きるということ。 | 横浜DeNAベイスターズ

2011年の『ダグアウトの向こう - 横浜DeNAベイスターズ 1年目の記録』も『ダグアウトの向こう2013』も DVD を買って観に行っていて,劇場で観たのは初めてだった.

正直な感想を言うと,想像や期待と違うまとまり方で戸惑っている,というのが正直なところ. それでも,過去2作を上回っている完成度を誇っているのは事実で,劣化したな,とか,ダメだなと思うわけじゃないのだけど.

1年目,2年目の「ダグアウトの向こう」は,チームにスポットを当てて開幕から閉幕までの流れを追い,その中でどのような選手が活躍したか,苦悩したかという形式でストーリーは進んでいった.それに対して『ダグアウトの向こう - 今を生きるということ』は,選手一人ひとりにフォーカスを当てている. この形式は,一人ひとりの選手の魅力を強く押し出すことには成功しているものの,個人的に観たかったのは,4月にガタガタになったチームがどのように立て直って,チームの雰囲気がどのように変わっていたのかということが気になっていたのでちょっと残念.

「逆境に立たされたあなたへ」とか「競争社会で頑張るあなたへ」と出るのも,ちょっと違うなという感じ. サブタイトルが発表された時から嫌な予感はしていたのだけど,個人的に「ベイスターズのドキュメンタリー」に求めているのは選手の戦っている姿であって,それをどう受け取るかは観る者の好き好きだと思う.そこを押し付けがましくキャッチフレーズをつけるのはなんだかなぁ,と思う.こういうところの「ちょっとズレてるかな」というのは DeNA にはずーっと感じているのだけれど.

まぁ,そういう疑問点もいくつかあったのだけれど,それでも完成度は過去最高だと思うし,横浜ファンのみならず,そして野球ファンのみならず,すべての人にみてもらいたいと思える内容だった. 個人的に一番好きだったのは,ブルペンのところ.ベンチやグラウンドは歓声や活気で溢れているのだけれども,ブルペンだけは緊張感がずーっと張り詰めている.そしてブルペン全体のチームワークが描かれているシーンがとても良い. それ以外にも気に入っているシーンはいくつかあるのだけど,それは DVD が手元に届いて2周目を視聴してからにしようと思う.

今回の『ダグアウトの向こう - 今を生きるということ』が個別の選手にフォーカスせざるを得なかったのは,チームの勝ちっぷりにフォーカスすると去年の作品と流れの大枠が変わらないからだったとも想像している. 来年,もう一度「ダグアウトの向こう」がチームにフォーカスし,横浜の熱狂を収めるためには,チームが優勝争いに加わることが絶対条件だし,9割以上の選手が優勝を経験したことのない中でどのような振る舞いを見せるかは,これまでの「ダグアウトの向こう」にない魅力が乗ることだろうと思う.(その時には,編集期間の問題もあろうし,「日本シリーズ編」は別の作品に切り出して二部作にしたって良いのだから!)