ベイファンとITエンジニアの狭間で

ベイスターズを応援しながら元気をもらう IT エンジニアのブログ

夢と優しさと幸せの時間: YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH

写真も全然撮れてないんだけど。

  • 高校生のときに夢中になって観ていた村田の右翼席に飛び込む滞空時間の長い本塁打がまた見れるなんてなぁ。あのホームラン・トロットを眺めている時間はひたすら幸せだった。
  • 本塁打競争にて木製バットでバンバン放り込んでた吉村もすごかったな…。彼が一軍に定着し始めた2006年こそ記憶にあるが、その後の彼が球団の主力として戦った3年間は、受験と大学生活でほとんど野球を見れなかった時代だったのが惜しかったな…と改めて思った。
  • 村田や山口俊のような、後ろ足で砂をかけて球団を出ていった(ように、ファンからは見える)選手も、こうやって笑い会える日を球団が作ってくれる、って幸せだな、優しさに溢れた瞬間だったな、と思った。僕は山口のことは今でもまだあんまりいい顔では迎えられる気分ではないけど、楽しそうに投げてる姿は、良かったな、って思ったよ。
  • 6年前の40周年レジェンドマッチのとき以上の贅沢といえば、未来を担う度会隆輝という「ハマの一番星」を呼んじゃうというウルトラCまでやっちゃったこと。松坂の対戦相手としてベイスターズのユニフォームにお色直しをした度会が出てきたときには、やりすぎだよって笑っちゃったけど、1年目が始まる前からこんな星の下に生まれるなんて願ってもできないこと。前途に幸多からんことを心から願って応援したい。

『ワーキングハマスタ』で観た、忘れ得ぬ光景

今更だけど、2022年のベイスターズの話をしたい。

あんまり話題になってないのかもしれないけど、今年のベイスターズの取り組みで面白かったのが『ワーキングハマスタ』という企画だ。

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2019年に新設されたプライベート観戦スペース「NISSAN STAR SUITES」を1部屋数名に対して開放し、朝から球場開門までの約6時間の間、リモートワークを行うコワーキングスペースとして利用ができるという実験的企画。

自分は4月のある試合、朝からワーキングハマスタ、夜は試合観戦と一日まるまる堪能コースを味わった。


ワーキングハマスタでは、室内もテラスも利用できる。それはもちろん、テラスに出て早出練習の様子を観ずにはいられない。1 詳細な時間は覚えていないが、最初にそれらしい姿が見えたのは誰もいないスタンドだった。上下とも黒のシャツとハーフパンツ、真っ黒のサングラス、そして只ならないオーラ。 その影が左翼ポールから現れても、三浦大輔であることは明確だった

数々の球団ドキュメンタリーや広報素材で見慣れた、淡々と客席の間をぐるぐると回る姿は現役時代は現役時代と変わらない。ただ一点、視線を落とし、スマートフォンに打ち込んでいる様子はジョギングというよりウォーキングであった。

そういえば、ベイスターズ内でのコミュニケーションには Slack が利用されている という。それを知った時は「デスターシャのカスタム絵文字は入ってるのかな」「今永の個人チャネルには哲学的なつぶやきが流れているのかな」なんていう "ベイスターズSlackあるある" を考えてしまったけど、「マネージャー」が Slack 中毒にならざるを得ないのはここでも同じなのか、と思ったのはこのときだ。

時はチーム内で COVID-19 の集団感染が発生しており、選手登録が毎日のように目まぐるしく入れ替わっていた。現場を預かる指揮官だ。今日は誰のコンディションが悪い、スクリーニング検査の結果はどうか、みたいな話がひっきりなしに入っているんだろうか、と思った。


グラウンドで言うと、最初に出てきたのはこのオフに6年にわたる大型契約を球団と結んだ宮﨑敏郎だった。宮崎が一番最初にグラウンドに出てくる、という話も聴いたことがあったが、本当だったんだ。試合開始の8時間も9時間も前になる光景であった。ゆったりとした時間ではあったが、簡単に触れてはいけない緊張感があった。これが人生をかけて、億の金をかけてやる野球なのか、と改めて感じた。

この日、些細なバッテリーエラーに乗じて二進を試みた宮﨑は脚を痛めて途中交代。翌日以降は様子を見たものの症状は好転せずに登録抹消となった。脚力を期待されている選手でもないのだからあのような走塁で無理をするな、という声を当日のSNSでは多く見かけた。確かに最もだと思う。一方であの光景を見た自分には言えない言葉だった。


ちなみに言うと、ワーキングハマスタからの球場での観戦は、球場周辺に気軽にシャワーを浴びれたりじっくり休む環境を確保できないと30歳オーバーの身体にはしんどかった2。試合自体は F・ロメロが阪神相手に立ち上がりに打ち込まれ、そのタイミングで酒も回ってしまったのもあり、あまり堪能できていない。2022年の後半によく見られた、派手ではないが着実に勝つ試合であっただけに少々勿体なかったが、藤田一也の復帰後初ヒーローインタビューは感慨深く聴いたものだった。


  1. 利用規約上、練習風景の写真を撮ってはいけないルールになっているので写真はありません…
  2. 球場周辺に漫画喫茶があるのでそこを活用すればある程度は回復できそうかと思う。この日はワーキングハマスタ終了から試合開始までの間でオンラインセミナーに参加しなければならず、その時間が取れなかったので一層厳しかった。

不思議な力でベイスターズに集った「平成元年世代」

2019年に文春野球フレッシュオールスターに応募したけど箸にも棒にもかからなかった原稿が出てきた。文春野球FASは「素人の祭典」ではあるのだけど、当時からかなりの激戦区。「自分しか知らないなにか」も無しに挑んで選ばれるには筆の力が足りなかったのである。

2022年になって読み返すと、引退した選手たちはみな裏方としてチームを支えており、田中健二朗はトミージョン手術前のもどかしい時期。色々思うところがある。


2019年2月1日。沖縄。宜野湾のベイスターズキャンプに脚を運んだのは2回目だったが、初日に居合わせるのは初めてだ。朝8時30分。自分としては早起きをして室内練習場の前に陣取っていると、颯爽と自分の目の前を歩く選手が2人。改めてこの間近さに感動しながら、ひとりは伊藤光だとわかる。相変わらずの端正な顔立ちだ。もうひとりは、見慣れぬ顔だけど誰だろう。記憶の引き出しの中を探しながら、ウィンドブレーカーの袖に書かれた「0」が目に入る。中井大介だ。10年以上在籍した巨人を去り、志新たに挑む新天地。かつてチームメイトだったのはホセ・ロペス、そして監督のラミレスくらい。そんな状況で、同い年の伊藤光は頼りになっているのかな、と想像を膨らませていた。

時計の針を7年前に巻きもどす。2012年1月29日、横浜はみなとみらい。 新規参入の気合が空回りしたデザインになるのではと心配していたのに、蓋を開けたらいい感じに「継承と革新」を表していた、新星・横浜DeNAベイスターズのユニフォーム発表会。三浦大輔金城龍彦、山口俊ら主力選手によるユニフォームお披露目の後に行われたのは、新入団選手紹介であった。その年の末には谷繁元信の後継者になると将来を嘱望された高城俊人キャプテンシーあふれる遊撃手として期待された桑原将志ら9人の新人たち。ありとあらゆる不安の中で一筋の希望に目をキラキラさせる高校生たちを見ながら、その春に大学を卒業して4月から社会人になろうとしていた自分はちょっとだけ不服だった。

「そうか、同い年、いないんだな」

2007年の高校生ドラフト一巡目で入団したセンバツ優勝投手の田中健二朗は、目立った活躍をできないでいた。佐藤祥万大田阿斗里もポテンシャルを発揮できずにおり、坂本大空也はすでに球団を去っていた。

2011年のドラフト会議、球団を手放すことが殆ど確定していた横浜ベイスターズの編成陣は、当初の入札こそ東洋大学藤岡貴裕を指名するも抽選を外すと、1位の北方悠誠からドラフト6位の佐村トラヴィス幹久まで高校生を指名する。高卒社会人だった松井飛雄馬を指名するとさらに高校生2名を指名して選択終了。指名された大卒選手は一人もいなかった。

野球ファンが勝手に選手に感情移入を抱くきっかけは星の数ほどある。同郷、出身校、名鑑に載る同じ女優がタイプだったこと… その中でも、自分と同じ「世代」であることには、どこまでも厚かましいくらいに力強いつながりを感じさせてくれる。事あるごとに「自分は松坂世代」と言う男性に出会ったことは1度や2度ではない。平成元年産まれの自分が心待ちにしていたのは、感情移入する同い年の大卒スターだった。

風向きが変わったのは2013年のドラフト会議。大卒社会人の平成元年世代がドラフト解禁となるこの年、ドラフト2位で平田真吾が、同4位で三上朋也がベイスターズに入団する。中でも三上は新人ながら守護神に抜擢され、大車輪の活躍を見せる。球団史上初のクライマックスシリーズ進出を果たした2016年、「リリーフ四天王」と言われた鉄壁のブルペン陣の2つの柱が、三上と田中健であった。

2017年から、立て続けに他球団から89年世代が加入する。2017年オフに武藤祐太、2018年シーズン途中にはトレードで伊藤光、米球界から中後悠平。そしてこのオフには巨人から戦力外通告を受けた中井。あの日、みなとみらいで少しだけ絶望した自分からすると、どこか不思議なチカラが89年世代をベイスターズに引き寄せたような気がしてならない。

2019年、平成元年世代は30歳を迎える。普通のサラリーマンであれば脂が乗ってきてバリバリと活躍する頃。自分も仕事を自ら作って自分で仕事のペースをある程度コントロールすることができるようになったからこそ、早上がりをしてハマスタに行く機会も増えた。

だが、プロ野球の世界で「30歳」が意味するところは違う。若手と呼ばれる時期は過ぎ、少し気の早いアナウンサーや新聞記事はベテランとさえ呼ぶようになる。昨今の米球界では、これまで以上に過去の実績より将来性を重視して選手契約が結ばれるようになり、30歳前後でフリーエージェントになった選手は一気に苦しくなるという話も聞く。

確かにその選手人生は第三コーナーを抜けたところだろう。身体の動き方もそれまでとは違ってくるだろうし、選手としての価値の相対評価を大きく上げることは難しいかもしれない。でも、ファンとして願うのは、その選手が納得する野球人生を全うできるかだ。

完投した若手投手をマウンドまで笑顔で迎えに行く伊藤光をこれからも見たい。右肘クリーニング手術で今季の大半をリハビリに費やすことになった三上がブルペンに居る安心感は誰もが知るところだ。チームで20失点した昨年9月の阪神戦で先発した今永昇太を救援したものの流れを止めれれなかったあの日以来一軍登板の無い田中健も、このまま終わっていいと思っていないはず。

毎年のように活きの良い若手選手が加入し、台頭し、活躍するベイスターズだからこそ、30歳を超えた選手がチームに精神的安心をもたらしてくれたと思える機会も多く訪れるだろう。そんな同級生の姿に勝手に勇気をもらうファンは、自分だけではないはずだ。

2019年の #baystars 現地観戦をゆっくり振り返りたい

2月1日 ~ 2月3日 宜野湾キャンプ

前日より,会社で制度化されてる5営業日連続休暇を取得して沖縄入り.1日の8時半に宜野湾の室内練習場の前に立っている自分がいた.最初に目の前を歩いたのは伊藤光中井大介.「そうか,また89年生まれの選手が増えたんだな」と実感する.

球場に,ユニフォームを着た三浦大輔が,田代富雄が,鶴岡一成がいることに不思議な感覚を覚えた.

伊藤光の背ネームも長くなったのが新鮮だった.

二塁手は柴田竜拓か,ネフタリ・ソトか.終わってみれば柴田は CS 第3戦で邪飛のスーパーキャッチ.ソトは昨年あれだけ不安定だった二塁守備も及第点で1年間戦い抜いた.

石田健大の救援に先発にの活躍は将に「大車輪」だったが,このときは今永とともにぶら下がり取材で先発調整,決まれば3年連続となる開幕投手への意気込みについて話していた.

長年ブルペンの精神的支柱となっていた2人は,よく一緒に行動していた.どんな話をしていたんだろう.

今永.このときは,その復活を願っていたが疑ってもいる自分がいたよ.でも,自分が最初に宜野湾に足を運んだ2016年とはチーム内での立場も変わって,引っ張っていく役割なんだなぁというのを感じたよね.

キャンプ見学,すべて楽しかったんだけど,特に見応えがあったのが宮崎敏郎のロングティー.ソトの「ガシャーン」とぶつかるようなインパクトとも違う,それでも大きく強く振って,打球が高く舞う感じ.お金を払っていつまでも観ていたかったなぁ.

上茶谷大河の3日目ブルペン.写真はかなり網に持っていかれてるんだけど,低く強いリリースがかっこいいなぁって.毎年ルーキーのグッズを買うか悩むんだけど,今年はユニフォーム買ってしまったよ.

3月9日,10日 侍ジャパン親善試合

ベイスターズからちょっと離れるけど,3月の侍ジャパンの親善試合.今永の復活への手応え,そして三上の代表初招集.三上がジャパンのユニフォーム着ているのは嬉しかったなぁ…!!

3月16日 オープン戦

宜野湾で一目惚れしてしまった上茶谷の横浜スタジアム初登板. www.instagram.com

新席増設,そして新グルメのお目見え.見違える球場になったなぁと感心したのでした.

3月29日 開幕戦

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ぶっつけ1番の梶谷隆幸,2番に大抜擢の楠本泰史,そして初の開幕投手を務めることになった今永昇太… 不安だらけの開幕戦,蓋を開ければこれ以上ない理想的な展開だった.

3月31日

ふと1人暇になった日曜日,人生初の左翼席へ.

筒香がこっちに向かって走ってくる,という幸せな席なんだなぁ,と知った.筒香の海外移籍もある程度想像がついていたわけだし,もう1試合くらいあそこで観戦していればよかった.

試合は,前日に楠本と交錯した影響でソトを欠くも,最終回に佐野のサヨナラ打で勝利.そのお膳立てをした嶺井による決死のバントも光ったのは忘れないでおきたい.

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初マグロ丼.美味いがコスパでは青星寮カレーに劣るか

4月2日

ここから苦しい時期が始まる.上茶谷の公式戦初登板.

山田哲人から三振を奪うなど好投.降板後にチームが逆転するも,その後の救援が打たれ敗戦.

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球場でビールばかり飲む自分がホットコーヒーを買った日も,登板がなくてもバックアップで準備をするブルペン陣に頭が上がらないな,と思えるのが神宮.この日の三上も2回準備をしていた.

ちなみにホットコーヒーを買ったのは,ホットワインが売り切れだったからというのは内緒.

4月5日

初回,フォローの風にのって両軍それぞれ2本のソロ本塁打が出るときは乱打戦を予感したが,その後はさすがのエースの投げ合い.今永が6回にゲレーロ本塁打を許す.菅野が一枚上手だった.

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4月12日

70th Anniversary Game. きっと,世界一幸せなスポンサーシップだったんじゃないだろうか.提案した DeNA も,受け入れたマルハニチロともに拍手.素晴らしい企画だった.

初のウィング席.ただし,この日は最前列であまりウィング席らしさを感じられず.

ゲームは京山が序盤のゲームメイクができずに敗戦.筒香死球で途中交代,床田には近年では聞かなくなった野次が飛んだ.

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4月25日

仕事からのウィング席.

最終回に山崎康晃阪神・近本光司に3点本塁打を浴び逆転を許す.連敗の伸び方が気になってくる.

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4月30日

DAZN の企画に当選し,招待券で観戦.試合前にはスタジアムツアー,そして,写真はないがスピードガンコンテスト (13年ぶり2回め) にも参加した.

10連敗の止まった後だが,重苦しい雰囲気.その中で,大和の通算1,000試合出場.

試合は雨の強くなった延長10回にエスコバーが勝ち越しを許す.さすがの雨脚に,その様子はコンコースで見届けざるを得なかった.

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5月8日

以前にお世話になった美容師さんが独立開業した 美容院 へ遊びに行くというオマケをつけて,新潟遠征.

空が広かった.遠くには日本アルプスも見えて,空気も澄んで,本当に美しい球場だった…!!

試合は先発の大貫が降板のあとに大逆転負け.帰りの失意のシャトルバスで,終盤に救援陣が捕まった試合展開をひたすら反芻していた.

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5月23日

伊藤光が捕手そして男として受難の日…

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5月24日

あまり記憶に残っていない敗戦

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5月25日

もともと予定はなかったのだけど,大学の先輩が急遽呼んでくれた試合.上茶谷が完封ペースも9回に捕まる.ズルズルと敗戦に引きずり込まれそうになるところを,なんとか康晃が食い止める.

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6月1日

ガールズフェスティバル.ベリーフルーツ仕込み (あんまり詳しく覚えてない) の「make-me-happy ale」もいい感じ.

いよいよ夏が近づいてきたなぁという天気,気持ちよかったね.

試合は上茶谷の完封勝利.いわゆる「例のやつ」

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6月7日

会社の同僚2名とともに観戦.モーガンの変わらない明るさが嬉しかった.そしていつもは BIG FLAG のタイミングで始まった「モーガンタイム」.ここまでやってくれてあの時が戻ってきたんじゃないか,という瞬間にはなんかウルッときてしまった.

思えば,2013年の9月,一塁側FB席で今日も目の前には荒波,中堅にモーガンなのかなと思っていたら,その日限りでモーガンは帰国,中堅荒波というスターティングメンバーだったあの日.勝手ながら,お別れと感謝が言えないまま終わった2013年の続きがやってきてくれた気がして嬉しかった.

試合は一歩及ばず.FA席前から4列目くらいだったかな?二遊間とマウンドの間の弱いゴロを突っ込んで処理した埼玉西武源田壮亮のファインプレーをこの席から観てしまって感動と脱帽.

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6月8日

モーガン3連戦の2戦目.

去年以上に苦しいシーズンになった桑原将志だったわけだけど,この日のいろんな感情の含んだ言葉が印象に残る.この数日後にお母さんが亡くなったという報せもあったわけだし,振り返れば尚更.

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6月21日

人生初の親子ゲーム.前日に SKYSPA で夜を明かすもカプセルホテル満室でマッサージルームの簡易ベッドで寝たり,翌朝になって発券したFC招待券を家に置いてきたことに気づいたりしてグダグダ.

細川成也の2発,中川虎大の快投,斎藤俊介のビシッとした救援など,二軍戦として内容の濃い試合を観れた.

チケットを家に置いてきてしまった一軍ゲームは仕方なくウィング立ち見で観戦.ハマスタの一番上から見る景色は,まぁ絶景だったわけだけれども.

試合は大和の右超えサヨナラ安打で勝利.隣りで観戦していた少年の号泣が印象的だった.

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6月23日

70th Anniversary Game で遠藤一彦山下大輔が来場.

安定の試合運び.前日は体力を削る負け方をしつつも,5月半ばまでの悪い流れを完全に巻き返す雰囲気が出てくる.

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6月29日

2013年以来のエキサイティングシート.

マスコットのサービスっぷりに本当に感動.

試合は苦しい守りをなんとかしのぎつつ,最後は宮崎のサヨナラ打で決着!

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7月4日

平日の阪神戦にも勝ち,いよいよハマスタの勢いすごいぞ,となってくる.

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中継ぎで登板した石田の快投.そして去年から苦しい思いが続いている戸柱の本塁打.2017年日本シリーズ進出の立役者たちの逆襲は胸に来るものがある.

7月9日

職場のメンバーを連れて神宮でのビール半額ナイター.

上茶谷の我慢の投球に,中盤,上里の勝ち越し打,ロペスの満塁弾で打線が応える.

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7月16日

オールスター明けの前日は敗戦,この日はちょっと無理をして仕事を切り上げた感があり,しかも到着してすぐに劣勢になり,どこか居心地の悪い思いをしていた.

それを晴らしたのは,佐野の適時打だったような気がする.

今年は納得行くまで野球を観よう,と改めて思った日だった.

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7月30日

スターナイト初日.上茶谷の好投で快勝.

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青星寮のカレー大好きなんだけど,このスターナイト限定のスパイストッピング,行き過ぎずに刺激のある感じがなかなか良かった.

毎年の試合後のチーム付きカメラの舞台裏映像がなくなってしまったのが結構残念だったのだけど,ドローンショーは未来を感じた.

7月31日

連日のスターナイト観戦.

百瀬のプロ初打席.この日負傷離脱した伊藤光を補うために捕手2人を昇格させるために翌日降格となってしまうが,来年はもっとハマスタで躍動してほしいね.

試合は宮崎のサヨナラ適時打で快勝!やはり6,7月の快進撃の中心に宮崎はいたので,翌週の離脱はあまりに痛すぎるものになった…

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8月9日

有鈎骨骨折で離脱した宮崎に代わり,筒香三塁手で先発出場する.

本塁打も放ち,まさにチームを救う働きだった.

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8月11日

70th Anivessary Game はベイスターズ時代を特集.

自分が夢中になって横浜スタジアムに通った2005年,2006年に監督を務めた牛島和彦が来場.

試合前のトークショーは,当時の主力メンバーだった石井琢朗金城龍彦佐伯貴弘マーク・クルーン村田修一らとのエピソードが次から次へと出てくる.聞き覚えのあるエピソードも,有名になった部分の前後にある,当事者しか知らない文脈を聞けて,あれは本当に史料的価値のある証言だったな…

試合は,5月の現地観戦勝利から続いていた個人的験担ぎがここで途切れてしまう.まぁ,毎試合勝てるわけじゃないから験担ぎ11連勝なんてすごいとしか言いようないわな.

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8月17日

今季初の右翼外野席観戦.

筒香の通算200号本塁打で見事勝利.

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8月27日

一進一退ながら2位の位置を一日ずつ着実なものにしてゆく戦い.この日も筒香の適時打で7回に勝ち越し.本当に8月の「2番三塁手筒香」は鬼神であった.

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9月5日

ハマスタ阪神相手に敗戦.ここらへんで1つでも多く勝っていれば苦手意識を与えられたのか…とか,今になると思っちゃうよね.

球団史上史上最速で観客動員200万人を突破.

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9月12日

読売相手に負けられない戦いを落としてしまう.

5回に訪れた満塁の好機に代打で梶谷隆幸が登場したときのボルテージはすごかった.石川雄洋が不遇の TBS 時代から戦い抜いてきたように,もがきながら中畑時代を通じて成長し,戦ってきた梶谷に対する最近の球場の熱のこもった声援は郡を抜いて大きい.

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9月14日

草野球終わりでハマスタに急行w

後半戦ピリッとしなかった上茶谷だったが,この日は直球の走りが良かった.しかし5イニングしか投げられなかったのは,やはりプロ野球の1年間というのは大変なのだなぁ…

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試合後,今年からハマスタの BAY CRAFT BAR で販売されるようになったカクテル「ジャックター」が好きすぎて,このカクテルの発祥の地と言われる中華街のジャズバー ウィンドジャマー へ.球場で提供されてるのはトニック割なので,ウィンドジャマーではまたちょっと違った趣.

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9月21日

1点リードの9回に山崎康晃が同点を許し,10回に勝ち越しされると読売の守護神デラロサの前に三者三振.胴上げを見る.前日の試合と合わせて,一枚チームとしての完成度が上だな,と実感せざるを得ない敗戦であった.

8回のエスコバーの気迫はすごかったけどな.

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9月22日

神戸旅行,そして甲子園. 土も芝も本当に美しい球場だったよ.

来年から食べられなくなるであろうメッセラーメンもしっかり堪能.

「安打1つ出ただけで勝ったかのような歓声」とはよく言ったものだけど,本当に圧倒されたわ.あそこでアウェーで野球やるのホント大変だわ.

そしてこれもよくテレビで見た甲子園のジェット風船

試合はいいとこなく完封負け.

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9月27日

大学時代の職場の後輩からチケットを譲り受け東京ドーム.本当はここらへんで天下分け目の優勝決定戦くらいのつもりだったんだけどなぁ.

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9月28日

シーズン最終戦.淡々と負けるなかで,中川虎など次世代を担うべき選手たちが躍動した.

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10月5日

ついにこの日が来た.またベイスターズに新しい歴史が刻まれた.そんな感慨に耽る気持ちに似合う快晴だった.

初回の筒香本塁打で,「こうやって勝てるのか!」と思っていたのが心の隙.

放心状態で帰路につく.

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10月6日

三塁側FB席.阪神ファンの声援の圧をすぐそこに感じる.

福留の同点本塁打も,乙坂のサヨナラ本塁打もきれいに見える席だった.

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10月7日

大事な試合は,またも雨.

この大一番で妹がSS席を押さえてしまった.重要な局面で出てしまった2つの暴投も,北条のお手玉も,試合を締めくくった藤川がベンチを指差した様子も,くっきり覚えている.なんというか,思い出すのだけど,今でも気持ちを言い表せる言葉が出ない.

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図らずも,2月1日のキャンプインから,クライマックスシリーズの敗退まで見届けてる事ができた.1年間本当に充実してたなぁという思いと,そんなシーズンが終わってしまうほんのりとした寂しさを感じながら,眺めていた SNS のタイムラインに次々と流れてくる情報,その中でも特に筒香の海外移籍容認の報を見て,改めてシーズンの終了を実感させられる.私自身にもいろんな事情があって,心ゆくまで野球を観れるのも最後にしばらくなくなるかもな,というどこか覚悟が当初からあったシーズンだった.自分の人生もひとつの角を曲がるとき,愛するチームもまた巨星が去り一つの時代が終わる,そんな自分勝手なオーバーラップを感じてしまう関内駅への路であった.

2019年4月30日 Swallows@Baystars DAZNスペシャルデーに行ってきた

ちょっと前の話になるんですが、2019年4月30日、DAZN の「スポーツの本拠地プロジェクト」の一環で行われたチケットプレゼント当選者に選んでいただき、横浜スタジアムでの試合観戦をさせていただきました。

普段から横浜DeNAベイスターズの試合には脚を運び楽しんでいるのですが、今回また違った角度からベイスターズを見ることもできたので、そこら辺も含みつつ振り返ってみたいと思います。


試合は 14:00 開始だったこの日、私と妻が横浜スタジアムの最寄りである関内駅に降り立ったのは午前 8:50 でした。なんと今回は、スタジアムツアーから参加させていただいたのです。

普段から、球場で告知されている様々なキャンペーンで単語だけは見たことのある「スタジアムツアー」ですが、今回が初参加。まずは今年竣工した右翼ウィング席!私はすでにここで2度ほど観戦していますが、妻は初めて足を踏み入れました。景色の良さ、これまでの野球場にない高さと角度にびっくり。

グラウンドではトレーナーの方が、投手陣のアップのためにスプリント用の目印を準備しているところでした。こんな朝早くからご苦労さまです。

その後はブルペン見学 (リリーフカーに乗せてもらったり)

3塁ダグアウトに入れてもらったりもしました

ダグアウトから眺めるウィング席も大迫力!

そしてこちらも今年できた新エリア!NISSAN STAR SUITES にも足を運ばせていただきました!

さすが「スイート」というだけあるラグジュアリーな雰囲気。テラスから見下ろすグラウンドは、視線の高さこそバックネット裏 A 席とほとんど変わらないはずなのですが、 普通の客席と違い、眼の前を遮るものがなにもないので、想像以上に気持ちよく観戦できそうな感じでした。

そしてスタースイート屋上へ!景色もさることながら、横浜スタジアム特有の「Y」の文字を模った照明灯をこんなに近くで見れることがあるのか!というのが一番の感動でした。

この後、本来ならグラウンドで行われるベイスターズの試合前練習をグラウンドに降りて見学させていただく予定だったのですが、雨天のため室内練習場へ。この室内練習場は、2013年の「ダグアウトの向こう」でも CS 進出が消滅した日の試合後に選手が足を運ぶシーンで出てくる場所で、一気に興奮が高まりました。

2箇所でバッティング投手相手の打撃が行われている練習場の空気はピンと張り詰めており、事前に球団職員さんからは「声は響くので会話はご遠慮ください」と言われていたのですが、言われなくとも固唾を飲んで見守るほかないような雰囲気でした。沖縄のキャンプを見学したときにも思ったのですが、試合でのたった一球の結果で選手の人生は変わるわけで、その結果を良くするために選手はファンの見えないところでこのように何千球と打って準備しているのは尊いことだなぁ、と、しみじみと感じていました。


さて、試合はというと、10連戦の半ばで投手事情も苦しいベイスターズ、プロ初先発の進藤拓也投手を立てますが、2回、3回と失点を重ねて苦しい展開で始まります。中盤に怒涛の追い上げを見せて一時は逆転。このまま連勝なるか?と期待が膨らみましたが、ブルペン陣が抑えきれずに惜敗。

祝逆転!今日から始まった売り子さんボヤージュ #ベイスターズボヤージュ #mm_beer

今年は球団創設70周年を祝した限定醸造ビール「ベイスターズボヤージュ」が特に気に入っています。苦味もしっかりありながら香り高い味わいはとても不思議な感じ。この日からコンコース売店のみならず、立売でも販売が開始されて個人的にはとても嬉しい!

また、この日は大和選手の通算1,000試合出場というメモリアルの瞬間にも立ち会うことができました。 思えば平成最後の試合となったこの日。選手寿命は伸びているとはいえ体力的負担も高い二遊間というポジションではありますが、これからも元気なプレーを見せてほしい。平成で1,000試合、令和で1,000試合の出場を達成することはできるのでしょうか。

試合終盤にかけて雨脚が強くなり、最後はコンコースでの映像観戦となってしまったのですが、久しぶりの内野 FA 席での観戦はやはり迫力がありました。 ただ、この日はそれだけでなく、試合前、まだグラウンドには静けさも残る球場で、選手も、球団職員の方々も、飲食販売や球場運営などのスタッフの皆様も自らの仕事を果たした上でこの試合は開催されているんだな、と思うと、より一層、プロ野球に関わるあらゆる人々に敬意を払いたいな、と思うような一日でもありました。

このような機会を設けてくださった DAZN の皆様、本当にありがとうございました!

【#baystars】前に進むこと : 高城俊人と白崎浩之の前途に幸多からんことを

いつもより少々遅い昼食を口にしながら Twitter をスクロールしていたとき,そのニュースは飛び込んできた.

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いつも余裕があるときや試合観戦を楽しむときに眺める Twitter ベイスターズファンたちの悲しみに暮れる様子と比べると,ちょっと落ち着いた自分がいた.
妻も,いつもより早く帰宅した私が思いの外,冷静だったことに少々拍子を抜かしていたように思えた.

トレードと聞いて思い出すのは,やはり青春時代の苦い思い出だ.2006年冬の多村仁寺原隼人のトレード.2008年の小池正晃石井裕也鶴岡一成真田裕貴とのトレードは,それぞれ明日も夢もない,ベイスターズの築き上げたものを無に帰すような悲しい出来事の連続だったように思う.大好きだったチームが,なんの哲学も戦略もなく崩されていくような記憶に比べれば…と心のどこかで思っている自分がいる.

思い出が多すぎるので,心を整理するのもたいへんだけどね.

2015年5月5日.三浦の初登板の試合,高城はプロ初本塁打を放ったねぇ.その直前,外野では応援団の「今年の高城はひと味違う!」なんて一声があったとか.

立ち見だよ!場所取り熾烈すぎ!外野は無理だった。 #baystars

2013年のサードユニフォームの高城ユニ,たしかシーズン終盤の福袋で引いたんだけど,そんなにお小遣いもない中で大好きな選手のユニを引き当てたのが嬉しくてね.

日本シリーズ第4戦,五十嵐亮太の初球をバチコーン!と打って高々と舞い上がった打球は,STAR SIDE (三塁側) B指定席からとても綺麗に見えた.ここまで頑張ってきて本当によかったなぁ,としみじみ思いながらホームラントロットを眺めていたのを思い出す.

白崎といえばこの日の誕生日本塁打.この頃は倉本と来る日も来る日も遊撃の座を争っていたねぇ.


今思うと,ふたりとも,ちょっと優しすぎるところがあったのかなぁ,って思うフシもちょっとあるかなぁ.
2016年に「一番・三塁」先発で開幕を迎えた白崎だって,正捕手を固定できないベイスターズで高卒1年目から出場機会を与えられ続けた高城だって,ラミレス監督の言うところの「一度与えられたポジションを離すな」を実践できなかった,ということには間違いない.
プロ野球って熾烈な世界だ.改めて本当にそう思う.

僕はオリックスでベテランたちが故障した中で西野と三塁のポジションを争う白崎にも,移籍してもなお若月という分厚い壁と戦う高城にもその活躍を大きく期待する.あの重量打線の中で長打をかっ飛ばす白崎,若月とレベルの高い試合出場の競争を繰り広げて他球団に羨まれる捕手陣の一角となる高城.想像するだけでワクワクするじゃないか.DAZN でほぼすべての公式戦を観戦できるとは,本当に良い時代になったものだ.


球団の編成にまで想像を膨らませられるようになった身からすると,意図を持った良いトレードだなぁと思うし,そう後に振り返って思えるようになることを願うばかりだ.

同じメンバーで野球を出来なくなる日はきっといつだってやってくる.この機会に,高城が1軍デビューし,シーズンオフには白崎がドラフト1位で名前を呼ばれた2012年の『ダグアウトの向こう』を観直したが,あの作品に出てくる選手の殆どがもうベイスターズの一員ではない.三浦大輔のように幸せにユニフォームを脱いだのはほんのごく一部だ.

プロ野球選手一人ひとりが自分の生活や人生を賭けているとわかっているからこそ,チームも選手も前に進むことをひたすら楽しみにしていられる自分がいる.

筋書きはなく,伏線がある - ベイスターズ 2018年開幕に寄せて #baystars

「野球は筋書きのないドラマだ」とよく言われる.しかし,私はこう思う.確かに筋書きはない.しかし,確実に伏線はある.

横浜DeNAベイスターズが2018年の開幕前夜に公開した映像を見たときに,自分が最初に思った感想だ.

www.youtube.com

冒頭の日本シリーズ敗退のシーンは,昨年発売された映像作品の最後の場面だ.映像にエフェクトがかかっているとはいえ,ナレーションもそのままなら,カットも同じだ.

ec.baystars.co.jp

ポストシーズンに進出するようになったベイスターズの発表するシーズンオフの映像作品「FOR REAL」シリーズは,誰もが知っている筋書きの裏にあった,ファンの知らない伏線を次から次へと拾い,その意味を確かめるための作品であるとも言える.
その映像作品の誰もが知っているクライマックスを記した部分など,インターネットでそのまま流しても FOR REAL の価値は何も毀損されないということなんだなぁ,と,しみじみ思った.


新しいシーズンがやってくる.ファンの誰もが「これでもか」というほど味わった2017年という筋書きの,どの部分が2018年という物語の伏線になるのかは,誰も知らない.

日本シリーズ第6戦,サヨナラの生還を防ぐべく梶谷隆幸が投じた本塁への送球は,捕手嶺井博希の手前でワンバウンドして,不規則に跳ねた.
FOR REAL では,ヤフオク!ドームでの日本シリーズ前の公式練習におけるシートノックにて,外野手の送球を受ける際に「うわっ,(土の部分が) 跳ねる!」と嶺井が口にするシーンが映されている.イレギュラーバウンドしたバックホームが頭上を通過したとき,嶺井はあのシートノックは頭にどう過ぎったのだろうか.
「正捕手は戸柱」と決まって始まった2017年,嶺井はまさに「積み上げたものをプレーで示し」,シーズン後半戦での幾多の先発出場を勝ち取った.2018年,ラミレスは「シーズン序盤は戸柱と嶺井を併用する」方針を明言した.嶺井が存在感を示していることも去ることながら,"シーズン序盤は" と注釈をつけたことがこれまでのラミレスの発言には無かった異例な点であり,2018年のチームにある厳しさの側面をうかがわせる.ファームで待機する高城俊人も含め,今年はどんな競争と協調が繰り広げられるのだろう.

タイガースから大和が加入することで,遊撃から二塁に移る倉本寿彦ばかりが注目される.その一方で,2017年の夏場から二塁手のポジションをがっちり掴んで離さなかった柴田竜拓は,試合終盤の交代で二塁の守備に入るような起用が予想されている.
昨年,6月に脇腹の怪我で離脱した後,筒香からかけられた言葉を胸に一段とたくましくなって躍動した一軍こそが,柴田にとって「必ず戻ると誓った舞台」だった.高田繁GMやラミレス監督が大和を「優勝のためのラストピース」と称したことを,結果的に押し出された柴田はどう思っているのだろう.


新しいシーズンがやってくる.ファンの誰もが「これでもか」というほど味わった2017年という筋書きの,どの部分が2018年という物語の伏線になるのかは,誰も知らない.
伏線は選手の数だけではなく,選手と選手の間にも無数にあれば,選手の姿を見届けるファンの目線の数だけあるとも言える. 明らかになる誰も知らなかった筋書きの証人のひとりとなり,また自分が新しいドラマのスポットライトをあてながら野球を楽しめる喜びを感じながら,ベイスターズファンとしての2018年を送れればいいなと思っている.